食品理化学検査
「正確な情報」が、信頼される食品の第一条件です。
食品表示法に基づく栄養成分表示の義務化に加え、食品添加物や抗菌性物質の使用状況など、消費者の“見えない安全”への関心はますます高まっています。
こうした時代背景の中で、製造者・販売者には品質と安全を科学的根拠で示す姿勢が求められています。
LSIメディエンスの理化学検査サービスは、確かな技術力でお客様の製品の品質と表示の信頼性を裏付け、消費者からの安心と選ばれる価値を支えます。
理化学検査の役割と必要性
- 栄養成分表示の適正化のために
- 食品表示法に基づき、エネルギー・たんぱく質・脂質・炭水化物・ナトリウム(食塩相当量)などの栄養成分表示は義務化されています。正確な成分分析により、表示ミスを防ぎ、消費者への正しい情報提供を実現します。
- 栄養価の根拠を明確にするために
- ビタミン検査や無機質(ミネラル類)検査を行うことで、栄養価を数値で証明でき、商品設計の精度向上や健康訴求の裏付けデータとして活用できます。
- 食品添加物の使用状況を確認するために
- 保存料、酸化防止剤、着色料などの食品添加物検査を通じて、法規制基準への適合性や適正使用の確認が可能です。
- 食品アレルギーによる健康被害を防ぐために
- 特定原材料(卵・乳・小麦など)や準ずる品目のアレルゲン検査を実施し、数値データで安全性を裏付けることは、アレルギー事故の防止だけでなく、製品の信頼性を高め、ブランド価値の向上にもつながります。
食品の成分分析
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栄養成分分析
栄養表示を行う場合の必須項目であるエネルギー等を算出するために必要な検査です。
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ビタミン類検査
消費者の関心の高いビタミン類は任意表示の栄養成分として、正確でわかりやすい表示であることがもとめられています。
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無機質(ミネラル類)検査
厚生労働省からは亜鉛・カリウム・カルシウム・鉄・銅・マグネシウムなど12成分が食品の栄養表示の対象(任意表示)になっています。
(ナトリウムは食塩相当量として、表示義務項目となります。)
その他の理化学検査
関連する主な検査項目
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食材・食品に対する検査

微生物検査 多彩な検査項目で衛生指標菌及び食中毒菌の検査ニーズにお応え致します。
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食材・食品に対する検査

期限設定サポート 保存試験を通じて、賞味期限や消費期限の設定に必要な科学的根拠となるデータの取得をサポートします。
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食材・食品に対する検査

残留農薬検査 作物別セットや輸入食品用セットなど、目的別のメニューを多数ご用意。迅速な検査を実施します。
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食材・食品に対する検査

遺伝子組換え作物の分析 GMOが含まれているかどうか、定性分析または定量分析を実施いたします。
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食材・食品に対する検査

コメの品種識別 お米のDNAを抽出し、品種の識別を行います。
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人・施設に対する検査

環境衛生調査 食品の調理・加工施設の環境衛生を定期的に調査致します。
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- 店舗・厨房の衛生調査、工場調査
- 従業員の衛生管理(腸内細菌検査、ノロウイルス検査)
