厚労省「第六次薬物乱用防止五か年戦略フォローアップ」公開(2024年7月)

2023年における覚醒剤事犯の検挙人員は 6,073 人(-3.43%)と減少傾向である一方、大麻事犯の検挙人員は 6,703 人(+20.9%)と増加傾向に歯止めがかからない状況にあり、初めて覚醒剤の検挙人員を上回る結果となりました。また、大麻事犯における初犯者率は 76.4%であり、20歳未満の検挙人員が 1,246 人と前年から大幅に増加していること等を勘案すると、大麻乱用の裾野が確実に広がっているものとしています。

厚労省「第六次薬物乱用防止五か年戦略フォローアップ」公開

厚労省第六次薬物乱用防止五か年戦略フォローアップが公開されました(2024年7月)

第六次の戦略策定上の重要項目には「大麻乱用期への総合的な対策の強化」「サイバー空間を利用した薬物密売の取締りの強化」など5項目などを挙げています。

フォローアップ統計数値における検挙人員推移をみると、2022年に減少した検挙人員は、2023年に再び増加に転じています。これは覚醒剤事犯の検挙人員が減少する一方で、大麻事犯の検挙人員が大幅に増加したためで、まさに「大麻乱用期」といえるでしょう。また、大麻事犯の検挙人員のうち72.9%が30歳未満であり、若年層の割合が高いことも注意が必要です。

このような状況から、政府は大麻等を麻薬及び向精神薬取締法の麻薬に位置づけることにより、大麻の所持ならず不正な施用についても、同法における「麻薬施用罪」の罰則規定を適用することとしました。

企業が新規採用時に薬物チェックを行うことは自社のリスク対策となりますし、薬物フリーを採用条件にする企業が増えると、若者らの興味本位な薬物使用への社会的な抑止力にもなると思います。

当社の乱用薬物検査は、この統計にある「覚せい剤」「大麻」「コカイン」「ヘロイン」「MDMA」を検査することができます。私たちは、これからも乱用薬物検査を通じて、薬物乱用に陥る人が減るよう、薬物問題に取り組む様々な機関や人々とともに、その一助として貢献していきたいと思います。

参考・統計数値

薬物乱用防止関連の情報が厚生労働省より公開されていますので、ご紹介いたします。

第六次薬物乱用防止五か年戦略フォローアップ(2024年7月23日取りまとめ)

「覚せい剤」「大麻」「麻薬」「コカイン」「MDMA」などの乱用薬物検査を実施する企業が徐々に増えています。
その検査は警察などの捜査機関でなく、民間企業(当社)が行っています。

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