厚労省「第五次薬物乱用防止五か年戦略フォローアップ」公開

覚醒剤事犯の検挙人員は依然として1万人を超え、大麻事犯は+16.9%、コカイン事犯は+17.3%と5年連続で増加し過去最多となっています。また、乾燥大麻の押収量が3年連続で増加、コカインの押収量も過去最多となり、加えて20歳代の大麻事犯の検挙人員が初めて覚醒剤の検挙人員を上回りました。

厚労省「第五次薬物乱用防止五か年戦略フォローアップ」公開

厚労省第五次薬物乱用防止五か年戦略フォローアップが公開されました(2019年9月)

2010年頃から覚せい剤等の深刻な薬物使用に至るゲートウェイドラッグとして危険ドラッグが知られはじめましたが、規制の整備とともに検挙者数は2014年をピークに減少に転じました。しかし今、再び大麻に回帰しています。

大麻事犯の検挙人員推移をみますと「30歳未満の占める割合は53%(2018年)」であり、若年層における大麻事犯が増加していることがわかります。この傾向は、近い将来の覚せい剤事犯やコカイン事犯のさらなる増加を予言しているのかもしれません。

「違法薬物の若年層への広がり」は以前から懸念されており、様々な対策が行われているものの、今回の統計でも改めて問題が浮き彫りになりました。

企業が新規採用時に薬物チェックを行うことは自社のリスク対策となりますし、薬物フリーを採用条件にする企業が増えると、若者らの興味本位な薬物使用への社会的な抑止力にもなると思います。

当社の乱用薬物検査は、この統計にある「覚せい剤」、「大麻」、「コカイン」、「ヘロイン」、「MDMA」を検査することができます。私たちは、これからも乱用薬物検査を通じて、薬物乱用に陥る人が減るよう、薬物問題に取り組む様々な機関や人々とともに、その一助として貢献していきたいと思います。

参考・統計数値

薬物乱用防止関連の情報が厚生労働省より公開されていますので、ご紹介いたします。

第五次薬物乱用防止五か年戦略フォローアップ(2019年9月6日取りまとめ)

「覚せい剤」「大麻」「麻薬」「コカイン」「MDMA」などの乱用薬物検査を実施する企業が徐々に増えています。
その検査は警察などの捜査機関でなく、民間企業(当社)が行っています。

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