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東京2020大会への貢献

掲載日:2022.04.11

  当社アンチドーピングラボラトリーは、2021年に開催された東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会におけるアンチ・ドーピング活動に大きく貢献しました。

  1985年から培ってきたドーピング検体分析におけるノウハウを生かし、東京2020大会専用ドーピング検体分析施設(東京2020大会ラボラトリー)の世界アンチ・ドーピング機構(WADA)及びISO / IEC17025の認定を取得し、同大会で採取された検体の分析業務を行いました。

  大会では、遺伝子ドーピング検査、乾燥血液スポット分析といった最先端の分析手法を世界で初めて取り入れ、過去最高の検体数となる約8400検体(尿 約6800検体、血液 約1600検体)の分析を行いました。

  大会期間中は278名(当社から90名、海外のWADA認定分析機関から49名、国内の大学から139名)が、24時間体制で分析を行い即日報告することで、大会運営にも大きく貢献することができました。

  2013年に東京開催が決定して以降、COVID-19のパンデミック下での準備を含めた8年にわたる活動でしたが、海外のWADA認定分析機関のエキスパート、国内の大学からの分析要員等、国内外のアンチ・ドーピングコミュニティの方々の協力は大きな力となりました。

大会後には国際オリンピック委員会、国際パラリンピック委員会、WADAからも東京2020大会における当社の活動に対して高い評価をいただきました。詳細な活動と評価については、WADAのホームページにおいてもレポートが掲載されています。

The WADA-accredited Tokyo anti-doping laboratory: operating around the clock to safeguard the integrity of the Games
https://www.wada-ama.org/en/news/wada-accredited-tokyo-anti-doping-laboratory-operating-around-clock-safeguard-integrity-games

Independent Observer Team Reports from 2020 Tokyo Olympic Summer Games
https://www.wada-ama.org/en/resources/independent-observer-team-reports-2020-tokyo-olympic-summer-games

Independent Observer Team Reports from 2020 Tokyo Paralympic Summer Games
https://www.wada-ama.org/en/resources/independent-observer-team-reports-2020-tokyo-paralympic-summer-games

当社アンチドーピングラボラトリーは、今後とも国内外のアンチ・ドーピング活動の推進に積極的に取組んで参ります。

東京2020大会ラボラトリー WADA認定書

WADA認定書

東京2020大会ラボラトリーの運営に参加した方の写真を集め、
東京2020大会の記念として東京タワーと桜をモチーフに描いたものです。

TOKYO 2020 Games Laboratory
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