よくあるご質問

アンチドーピングラボラトリーに問い合わせいただく内容についてFAQにまとめました。

  • LSIメディエンス アンチドーピングラボラトリーのような世界アンチ・ドーピング機構(WADA)に認定された分析機関(WADA Accredited Laboratory)以外で「ドーピング検査(検体分析)」はできないのでしょうか?

    ドーピングコントロールは、世界アンチ・ドーピング規程に定められているように、WADA認定分析機関において分析が実施された検体の分析結果が公式に認められます。WADA認定分析機関以外での分析によって得られた結果は公式には認められません。公認を取得、維持するためには「分析機関に関する国際基準:International Standard for Laboratory(ISL)」をはじめとしたWADAが定める様々な規程の順守や分析機関としての品質を保証するためのISO/IEC17025の取得、精度管理プログラムへの対応など、国際的に統一された高い基準をクリアしなければならず、基準を満たしていない場合は認定の取り消しなど非常に厳格に管理されています。

  • 先日、報道であった○○選手の陽性事例はそちらで検査したのですか?

    WADA認定分析機関の倫理規程に定められた守秘義務の順守によりお答えできません。倫理規定は、ISLの Annex-A LABORATORY CODE OF ETHICSに定められています。WADA認定分析機関は、いかなる場合も独断で検体分析に関する情報を開示してはいけないことになっています。

  • 当社のアスリート向けのサプリメントに禁止物質が含まれていないことを調べてもらえますか?また、そのようなサービスを行っている会社を教えてください。

    ISLに定められたWADA認定分析機関の倫理規定により、特定の営利団体の製品に対して禁止物質が含まれていない等の証明をあたえるような業務は行っておりません。同様に、そのようなサービスを行っている会社の紹介なども行っておりません。

  • ○○製薬会社の□□という薬に禁止物質は含まれていますか?○○社のサプリメントを使っても大丈夫でしょうか?

    ISLに定められた倫理規定により、WADA認定分析機関は中立的立場をとる必要があるため、アンチ・ドーピング機関からの正式な依頼がない限り、薬剤やサプリメント等の商品の分析やその分析結果の開示は禁止されています。したがってこのご質問にはお答えできません。薬の使用可否についての質問に関しては公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構(JADA)のホームページからオンラインで薬剤の使用可否について確認ができる「Global DRO」というサイトやアンチ・ドーピングの知識を持つ薬剤師である「スポーツファーマシスト」の情報等を確認することができますので、自己責任においてご活用ください。

  • 禁止物質が含まれる薬やサプリメントを使用した場合、使用後、何日ぐらいまで検査で陽性になるのでしょうか?また、何日前にやめれば大丈夫ですか?

    ISLに定められたWADA認定分析機関の倫理規定により陽性回避の助言に関してはお答えすることができません。また「禁止物質の使用」の事実があった場合、検体分析の有無を問わずアンチ・ドーピング規則違反として取り扱われる可能性があります。

  • 私(や指導している教え子)の尿検体を調べてくれませんか?価格はどのぐらいですか?

    ISLに定められたWADA認定分析機関の倫理規定により、アスリート個人や団体の依頼を受け、陽性回避もしくはその利益になるような検体分析を実施することは禁じられています。 WADA認定分析機関が検体分析を受託できる条件として「検体採取がWADAの定める規程、国際基準に準拠して実施されていること」「アンチドーピングプログラムの一環として実施されていること」「違反が疑われる分析結果が検出された場合の結果管理体制が整備されていること」を同時に満たしている必要があります。

  • ドーピング禁止物質の一覧表はありますか?

    禁止物質及び禁止方法は禁止表国際基準に記載されており、WADAまたはJADAのホームページで確認することができます。また、禁止表国際基準は最低でも1年に一度更新され、基本的には毎年1月1日に更新されますが、状況に応じて1年の途中でも更新されるため、必ず最新の禁止表国際基準を確認するように心がけてください。

  • 禁止表国際基準に載っていない物質は禁止されていないと考えてよいでしょうか?

    禁止表国際基準において「以下の物質および類似の化学構造又は類似の生物学的効果を有するものは禁止される」「例として以下の物質があるが、これらに限定されるものではない」などの文言が付与されている場合、禁止表国際基準に明示されていなくても、禁止物質と同等、同様の作用のある物質は禁止されます。そのため、検出された場合はアンチ・ドーピング規則違反として取り扱われる可能性があります。

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