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アスリート・パスポート・マネジメント・ユニット(APMU)の世界アンチ・ドーピング機構による認証を取得

掲載日:2019.06.01(WADA理事会決定 2019年5月)

弊社アンチドーピングラボラトリーは、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)からアスリート生体パスポート(ABP)*のデータ解析管理業務を担うAthlete Passport Management Unit, APMUとして認証を取得しました。

WADAは、2009年12月に血液パスポート、また2014年1月にステロイドパスポートの導入を決定し、運用を開始しました。当初は一部の競技団体やアンチ・ドーピング機関が独自にデータ管理や解析を実施し、その運用ガイドラインに基づき実施されてきましたが、2019年3月、WADAはABPの管理業務に関する国際的な統一基準(Technical Document-TD2019APMU)を策定し、検体分析機関の認定システムと同様に資格制としました。世界6か所でアジアでは唯一のAPMUとして2013年から活動してきました弊社は、このたび正式にWADAからAPMU認証を取得しました。

弊社アンチドーピングラボラトリーは、今後も、国内唯一のWADA認定分析機関ならびにWADA認証APMUとして国内外のアンチ・ドーピング活動の推進に、積極的に取り組んで参ります。

*アスリート生体パスポート(Athlete Biological Passport, ABP)
同一アスリートから継続的に検体を採取し、その分析データの推移を解析することによって、アンチ・ドーピング規則違反を捉えるシステム。
ABPには、血液パスポート(Hematological Passport)とステロイドパスポート(Steroidal Passport)がある。
血液パスポート:血液中の赤血球量の変動などから輸血や造血薬使用によるドーピングを捉える。
ステロイドパスポート:尿中のテストステロンなどのステロイドホルモンの変動からテストステロン製剤の使用を捉える。
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