遺伝子・染色体検査

MYC(c-myc)(8q24転座解析)

バーキットリンパ腫(BL)等で特徴的に認められるc-myc遺伝子領域8q24の転座をFISH法により解析します。

[検査の適応]

バーキットリンパ腫(BL) 急性リンパ性白血病(ALL-L3) 多発性骨髄腫(MM)

[検査法]

FISH法

検査材料 必要量 保存条件 所要日数
ヘパリン加血液 3ml 冷室温
(4〜20℃)
5〜7日
骨髄液 0.5ml
その他
(リンパ節、胸水、腹水、組織、カルノア固定液等の材料)
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■臨床的意義

染色体異常t(8;14)(q24;q32)、t(2;8)(p12;q24)、t(8;22)(q24;q11)等の8q24転座は、バーキットリンパ腫(BL)の約80%に検出される他、急性リンパ性白血病L3型や多発性骨髄腫にも認められます。
8q24に位置するc-myc 遺伝子内あるいはその近傍が、転座により免疫グロブリン遺伝子と再構成することにより脱制御が起こり、腫瘍化を引き起こすと考えられています。
8q24転座切断点領域を挟んだプローブを用いた本検査により、8q24領域に関わる転座を迅速、かつ高感度に検出することが可能です。

[解析例]

正常細胞では赤色の5'c-myc probeと、緑色の3'c-myc probeのシグナルが近接しているため、黄色のpseudo-colorシグナルが2個検出されますが、c-myc 転座陽性細胞では、シグナルの分断により、赤色と緑色のシグナルが独立して観察され、黄色1個、赤色1個、緑色1個が検出されます。
(写真:正常細胞)

■参考文献

Zeidler, R. et al.:Genes Chrom. Cancer 9:282-287, 1994.



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