遺伝子・染色体検査

BCL6(3q27転座解析)

びまん性大細胞型Bリンパ腫等で特徴的に認められるBCL6遺伝子領域3q27の転座をFISH法により解析します。

[検査の適応]

びまん性大細胞型Bリンパ腫(DLBCL) 濾胞性リンパ腫(FL)

[検査法]

FISH法

検査材料 必要量 保存条件 所要日数
ヘパリン加血液 3ml 冷室温
(4〜20℃)
5〜7日
骨髄液 0.5ml
その他
(リンパ節、胸水、腹水、組織、カルノア固定液等の材料)
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■臨床的意義

3q27転座は非Hodgkinリンパ腫(NHL)全体の約20%に見られ、特にびまん性大細胞型Bリンパ腫(DLBCL)では、30〜35%に検出されます。
3q27領域(BCL6)については免疫グロブリン遺伝子をはじめ、10種類以上の抗原レセプター遺伝子領域との転座が報告されており、転座に伴うBCL6の再構成によりB細胞系の転写調節因子であるBCL6蛋白が脱制御され、リンパ球の腫瘍化を来たすと考えられています。
3q27転座切断点領域を挟んだプローブを用いた本検査により、3q27領域に関わる転座を迅速、かつ高感度に検出することが可能です。

[解析例]

正常細胞では赤色の5'BCL6 probeと、緑色の3'BCL6 probeのシグナルが近接しているため、黄色のpseudo-colorシグナルが2個検出されますが、BCL6 転座陽性細胞ではシグナルの分断により、赤色と緑色のシグナルが独立して観察され、黄色1個、赤色1個、緑色1個が検出されます。
(写真:正常細胞)

■参考文献

Martinez-Climent, J. A. et al.:Blood 96:84a-85a, 2000.



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