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残留農薬検査 ポジティブリスト制度の解説

ポジティブリスト制度導入の経緯

 ポジティブリスト制度以前の食品衛生法では約130品目の農作物に対し246種類の農薬について、17種類の畜水産物(豚、牛、えび等)に対して31種類の動物用医薬品についての残留基準が設定されており、基準値を超えた食品に対してはその流通・販売を禁止する措置がとられていました。しかし従来の制度では残留基準の設定されていない農薬等については残留していても規制することができず、以前から問題になっていました。
 平成13年から14年にかけて、中国産野菜の残留農薬問題や国内での無登録農薬の使用が大きな社会問題になると、厚生労働省は食品の安全性の更なる向上を図るため、これまで規制の対象外であった化学物質に対しても基準値を設定する方針を発表しました。本制度は従来の「残留をしてはならないものを一覧にして規制する」ネガティブリスト制度と異なり、「原則残留を認めず、残留をしてもよいもののみ一覧にして規制する」という考え方からポジティブリスト制度と呼ばれています。
 平成17年11月に厚生労働省より告示されたポジティブリスト制度によると、対象物質は農薬、動物用医薬品又は飼料添加物等合計799種類にのぼり、平成18年5月29日からはこれら薬剤について後述する暫定基準が農作物・畜水産物・飼料だけでなく加工食品についても設定されることになりました。

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