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トランスフォーミング増殖因子-β1(Transforming Growth Factor-β1:TGF-β1)

トランスフォーミング増殖因子-β(TGF-β)は、当初、線維芽細胞の形質転換を促進する因子として見出され命名されたが、現在では多くの細胞に対してむしろ強力な増殖抑制因子となることが明らかになっている。さらに、細胞の分化・遊走・接着にも密接に関与し、個体発生や組織再構築、創傷治癒、炎症・免疫、癌の浸潤・転移などの幅広い領域に重要な役割を担っているという。

TGF-βにはアミノ酸配列に70〜80%の相同性を有する5つのアイソフォームの存在が知られ、最初に発見されたものをTGF-β1と呼ぶ。TGF-β1を始めとして各アイソフォームは高分子量の不活性型(潜在型)として分泌され、標的細胞の近傍で活性化を受けて作用を発揮する点で特徴的である。

細胞外マトリックス蛋白の産生および沈着促進はTGF-β1の生物活性の大きな部分を占めており、線維化をきたす各種疾患(肺線維症、肝線維症、スキルス胃癌等)においては血漿TGF-β1値が上昇する。また、腎糸球体病変、骨疾患、虚血性疾患などとの関連も注目されている。



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