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残留農薬検査 ポジティブリスト制度の解説

加工食品と残留基準値について

 ポジティブリスト制度では従来の残留基準とは異なり、加工食品についても残留基準値が適用されることになります。実際にはどのように適用されるのでしょうか。下に例をあげてみました。
  1. 加工食品自体に暫定基準の設定がある場合 → ごく一部の加工食品
    綿実油・らっかせい油等、一部の加工食品には農作物と同様に暫定基準が設定されました。農作物と同様、これら加工食品自体について農薬の残留実態が問われます
  2. 加工食品自体に暫定基準の設定がない場合 → ほとんどの加工食品
例1
例2
 加工食品自体に暫定基準の設定がない場合、農薬等の残留性は原材料に遡って判断されます
[例1]は10%りんご果汁からA農薬が0.05ppm検出された場合です。原材料であるりんご自体にはA農薬の基準が0.2ppmと設定されています。本加工品はりんごを10%使用しているのでりんごの基準値0.2ppm×重量割合10%=0.02ppmが判断基準となります。[例1]の場合では0.05ppm検出されているので食品衛生法違反となります。
 [例2]はうどんからB農薬が0.5ppm検出された場合です。原材料である小麦にはB農薬は1.0ppmと設定されています。本加工品は小麦を65%使用しているので小麦の基準値1.0ppm×重量割合65%=0.65ppmが判断基準となります。従って本例では食品衛生法違反とはなりません。

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