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ヒスタミン(Histamine)

ヒスタミン(C5H9N3)はヒスチジン脱炭酸酵素によりヒスチジンから合成される分子量111.14の生物活性アミンの一つである。1920年代に発見され、気管支や回腸の平滑筋の収縮や血管系の収縮や弛緩、粘液分泌の亢進などの生理活性をもち、即時型アレルギーの原因となる化学伝達物質(chemical mediater)として知られている。ヒスタミンは生体内全ての組織中に微量に含まれているが、そのほとんどが好塩基球や肥満細胞に存在し、免疫学および物理的な刺激により遊離され、アレルギー反応や炎症の発現に介在する物質として働く。血中に放出されたヒスタミンの半減期は1〜2分と非常に短く、また血液中のヒスタミンは、その98%以上が好塩基球に存在しているため、全血中と血漿中の濃度比は約50:1にもなる。そのため、全血中のヒスタミン濃度は末梢血中の好塩基球数と相関するとされ、また血球を分離するまでの放置時間が長い血清検体は測定に適さない。

最近では、マグロ、カツオなどの赤身の魚やチーズやワインに含まれているヒスチジンが、ヒスタミン産生菌により分解されて生成されたヒスタミンによって起こる食中毒も報告されている。



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